menehune 京都、寺社巡り。

ブログ運営者のmenehuneが訪れ撮影した、京都の寺社を5つのエリアで掲載。

勧修寺(かじゅうじ)


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勧修寺(かじゅうじ)は、真言宗山階派大本山で、平安中期の900年に醍醐天皇の母・藤原胤子を弔うために、胤子の母の実家である宮道家邸宅を寺に改めたのが始まりといわれる。

天の祖父にあたる藤原高藤諡号をとって勧修寺と名付けられ、後に醍醐天皇勅願寺となった。

代々法親王が入寺する門跡寺院として栄えたが、文明2年(1470年)に兵火で焼失し、江戸時代に徳川家と皇室の援助により再興された。

本堂は、霊元天皇より仮内侍所を、書院(重要文化財)と神殿は、明正天皇より旧殿を賜って造られたといわれ、本堂内部に本尊・千手観音像を祀っている。

書院前の庭にある大きな傘を持つ灯篭は、水戸黄門で知られる水戸光圀の寄進と伝えられ、「勧修寺型灯篭」と呼ばれている。その周りには樹齢約700年と伝えられるハイジャクシンが植えられている。

氷室池を中心とした優美な池泉回遊式の庭園は、平安時代の作庭と伝えられ、夏の睡蓮や蓮で有名である。