menehune 京都、寺社巡り。

ブログ運営者のmenehuneが訪れ撮影した、京都の寺社を5つのエリアで掲載。

上品蓮台寺(じょうぼんれんだいじ)


スポンサーリンク

上品蓮台寺(じょうぼんれんだいじ)

上品蓮台寺(じょうぼんれんだいじ)

上品蓮台寺(じょうぼんれんだいじ)は、蓮華金山九品三昧院と号する真言宗治山派の寺院である。

古くは聖徳太子の創建と伝えられ、当初は香隆寺と称したが、天徳4年(960年)に宇多法皇の勅願により、寛空僧正が再建し、寺号を上品蓮台寺と改めたといわれている。当時は、広大な寺域に伽藍が立ち並ぶ壮大なものであったが、応仁の兵火により焼失した。

文禄年間(1592~1596年)に性盛上人が復興し、この付近の蓮台野一帯に12の子院を建立したことから「十二坊」の名で知られるようになった。

本堂には、村上天皇より賜った上品蓮台寺の勅額を掲げ、その内部に、本尊の延命地蔵菩薩を祀っている。

寺宝として、下段に経文を、上段に経文の内容を説明した絵画を描いた貴重な経典として名高い絵因果経(国宝)をはじめ、文殊菩薩画像、六地蔵画像(ともに重要文化財)など、多くの文化財を所蔵している。

境内には、平安時代を代表する仏師・定朝の墓があり、春には枝垂桜が見事に咲き誇る。